風来のうさおじ

30代の実家くらし→30代半ばにして1人暮らしになりました、底辺会社員のブログです。風来のシレンとくにおくんシリーズが好きです。

早速計画が狂う

ビルメンには常駐と巡回の二種の働き方がある。

常駐とは名前の通り大型のビルに常駐してビル内の点検や見回りを行い、メンテナンス業務に就く形態

勤務はシフト制であることが多く、宿直もある。
常駐先によって当たり外れが非常に大きいらしい。


巡回は本社や事業所に出勤し、常駐させるほどの規模がないビルに出向いて点検等を行い、それが終了したら次の現場に向かい、巡回が終了したら事業所に戻って報告書を作成する。といった業務形態である。

ネットに蔓延るビルメンの楽でニートの社会復帰に最適なイメージがあるのは常駐の楽な現場であり、私は常駐ビルメンの求人を探して転職活動をしていた。
ビルメンへの転職活動では三社ほど内定を頂いたが一社は巡回ビルメンだったため残りの二社のうち条件の良いほうを選んで現在の会社に決めた経緯がある。

しかし入社日の一週間前に呼び出された面談で突如「未経験でいきなり常駐現場に入っても能力が伸びづらいから最初のうちは勉強のために巡回で経験を積んでほしい」と言い渡されてしまった。
新人のメインの業務となるであろう管球交換と電気や水道のメーター検針において踏める場数が巡回のほうが圧倒的に多い。
理屈としては納得が出来ないわけではないが、なら最初から求人サイトにそう書けよと言いたくなるのが正直な感想である。
公共交通機関での移動のため、車を運転しなくてもいいのが救いだったため渋々巡回ビルメンでの入社を了承した。

私より二か月前に入社された方も同じことを言い渡された。誤用であるがよく使われる意味での確信犯である。

また、常駐希望で入社したけど年単位で巡回業務を行っている方もいるとのことだ。
勉強のため、なんて言われたらせいぜい半年くらいの期間を考えていたのだが年単位となると私のキャリアプランが完全に崩れる。
弊社での巡回作業は管球交換や検針の場数は多く踏めるが設備の運転や消火器の点検といったことには手を出していない、というか出せないため専門的な能力の向上は望めない。同じチームの年長者の一人は専門的な経験どころか第二種電気工事士も所持していない状態でマネジメントに近い業務をこなしている。
私の考えていた理想とはあまりにもかけ離れている。
正直管球交換と検針業務においてある程度の場数が踏めたら一刻も早く常駐に移りたい、というかキャリアプランを度外視して個人的な感情を優先すれば普通に今すぐ常駐に移りたい。

巡回ビルメンは現場に向かうための移動時間、帰ってくるための移動時間が長いため作業量自体は多くなくても自由時間が短く、忙しい。
現場から帰ってくると報告書の作成もあるため暇な時間はほとんどない。
業務時間内に電験三種の基礎固めを計画していたが巡回が続く限りはそれも実行できそうにない。

そもそも常駐ビルメンと巡回ビルメンでは給料が基本的に異なる。
基本は巡回のほうが忙しいためか、高い給料を出してくれる会社が多い。
常駐と聞いた上で給料に納得して入社したというのに全く同じ待遇で巡回をやってくれというのは今考えたら軽く詐欺な気がする。

今回はこのくらいで終わりとなるが弊社は他にも色々と問題点が多い。
ブログ開設早々愚痴ばかりとなりそうだが、これからビルメンを目指そうと考えている同志に少しでも有益な情報が提供できればと考えている。